人気テレビ番組「ヒルナンデス」で清水屋というお店のクリームパンが取り上げられ、話題になっています。
そこで今回は、清水屋をはじめ移動販売で人気のクリームパンを紹介します。
クリームパンの移動販売に興味がある方は、開業に必要な資格や手順なども解説するので参考にしてください。
【メディアでも話題】移動販売のクリームパンを紹介!
話題を集めている移動販売のクリームパンを見ていきましょう。
清水屋
引用元:https://www.shimizuya-foods.com/
岡山市に店舗を構え、溢れんばかりのクリームが入った生クリームパンやクリームをバーガー生地でサンドした清水屋バーガーなどを展開している、クリームパン専門店です。
なかでも、もちもちのパン生地でたっぷりのクリームを包んだ「生クリームパン」が大人気で、さまざまなメディアで取り上げられています。
特に、お昼の生活情報番組「ヒルナンデス」で岡山の幻のスイーツパンとして紹介されたことをきっかけに、一躍話題となりました。
生クリームパンには、サクサクの生地の「生クリームクロワッサン」と表面がカリカリ食感の「生クリームメロンパン」もあります。
移動販売だけでなく、全国の百貨店やコンビニ、駅の特設売り場、高速道路のサービスエリア、通販などで購入可能です。
「リアカーの訪問販売で清水屋のクリームパンを買ったけれど、なんだか怪しい」という意見をネット上で見かけますが、訪問販売を行なっているのは無関係の卸業者だと、Twitter上で注意喚起されています。
#810(ハッシュタグハチイチマル)
引用元:https://www.instagram.com/
八天堂監修の移動販売で、中四国地方を中心に出店して大人気のクリームパンやスイーツを販売しています。
八天堂のクリームパンは、やわらかい生地に程よい甘さのクリームがたっぷり入ったやさしいくちどけが特徴の、冷やして食べるパンです。
店舗販売や移動販売以外に、オンラインショップでも購入できます。
先述の清水屋と同様に八天堂を装った訪問販売や移動販売の報告があり、自社サイトで注意喚起されています。
Bakery SUZA
東京都にあるフレンチの名店「SUZA Bistro」が展開するパンの移動販売です。
アールグレイの風味がおいしい「紅茶のクリームパン」と濃厚なチョコレートが入った「チョコレートパン」が販売されています。
四角い形が特徴的な自家製パンが自慢で、天然酵母・国産小麦・オールバターにこだわっており、熟練のパン職人が毎朝店内で焼き上げています。
gajumarumaritozzo
引用元:https://www.instagram.com/
愛媛県を拠点に出店しているマリトッツォ専門のキッチンカーで、専門店ならではのこだわりのパン生地とクリームが自慢です。
バターたっぷりのしっとりしたブリオッシュパンに、甘すぎない生クリームをたっぷり挟んでいます。
また、自家製のレモネードやレモンソーダも人気です。
ら・さんた
引用元:https://www.lasanta.co.jp/
福島県全域と郡山市で移動販売を行なっているパン屋さんです。
地元の食材や「クリスマス島の塩」「鹿児島喜界島のきび糖」など、素材にこだわって作った揚げクリームパンのほか、揚げカレーパン、揚げあんパン、総菜パンなどを販売しています。
また、たこ焼きやフライドポテト、ソフトクリーム、ビール、コーヒーなどサイドメニューも充実しているのが特徴です。
クリームパンの移動販売を開業するには?
ここからは、クリームパンの移動販売を開業する方法や成功の秘訣を解説します。
「移動販売のクリームパン=怪しい」!?イメージの払拭が重要
移動販売のクリームパンは「怪しい」というイメージをもたれることがあります。
これは、正式な開業手順を踏むことなく移動販売を行なっている業者や、販売元の許可なく転売の訪問販売を行なっている卸業者などが存在するからでしょう。
このような悪いイメージを払拭するためには、営業許可を取り、正式な開業手順を踏んだうえで移動販売を始めることが大切です。
また、信頼度を高めるために、お店の情報を広く周知させることも目指しましょう。
突然の訪問販売などは避け、お店のロゴをはっきりと明記したキッチンカーで店舗を構えたうえで、公式サイトやSNSで定期的な情報発信を行うことをおすすめします。
必要な資格・許可
ここでは、クリームパンの移動販売を行うために必要な資格と許可について見ていきましょう。
食品衛生責任者
「食品衛生責任者」は、飲食店など食品を扱うお店に1人配置することを義務付けられている資格で、キッチンカーを営業する際も必要です。
食品衛生責任者の資格は、各自治体で開催される食品衛生協会主催の講習会を約6時間受講し、受講後のテストを受けることで取得できます。
ただし、以下の資格のいずれかを有している場合は、受講が免除されます。
- 栄養士
- 調理師
- 製菓衛生士
- と畜場法に規定する衛生管理責任者
- と畜場法に規定する作業生成責任者
- 食鳥処理衛生管理者
- 船舶料理士
- 食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格
保健所の営業許可
保健所の営業許可は、食品を調理して提供する飲食店が、キッチン設備や調理内容などに関して行政が定める基準を満たしていると発行されます。
キッチンカーを開業する際も、固定の飲食店と同じように営業許可の取得が必要です。
保健所の営業許可は、先述の「食品衛生責任者」資格を保有していない場合は得られません。
また、この営業許可は都道府県や指定地域によって内容が異なるため、キッチンカーで管轄の地域をまたいで営業する場合は、地域ごとに許可申請をする必要があります。
営業許可は5年間で効力を失うため、5年ごとに管轄の保健所で更新手続きを行いましょう。
キッチンカーを開業する際の資格や免許については、以下の記事でも詳しく解説しています。
必要な設備
次に、キッチンカーで移動販売を行う際に必要な設備を紹介します。
クリームパンの調理に必要な設備もお伝えしますので、参考にしてください。
キッチンカーに必要な設備
保健所の営業許可を取得するためには、全国共通で定められている基準を満たす必要があります。
具体的には、以下の設備が必要です。
- 手洗い用と調理器具洗浄用の2つのシンク
- 手や調理器具洗浄用と汚水を溜めておく用の給排水タンク
- 照明設備
- 換気扇
- 扉付き収納スペース
- 冷蔵設備
- 蓋付きゴミ箱
- 電源装置
給排水タンクは、食品や食器類の取り扱い方によって容量が定められています。
また、照明の明るさなどは管轄の保健所によって基準が設けられている場合もあるため、申請前に確認しておきましょう。
パン車などを改造して使用する場合は、キッチン部分と運転席部分を分ける間仕切りが必要になることもあります。
クリームパンの調理に必要な設備
クリームパンを調理するためには、業務用オーブンが欠かせません。
オーブンにはガス式と電気式があり、ガス式の場合はプロパンガス、電気式の場合は発電機の準備が必要です。
その他、冷蔵庫や冷凍庫、発酵器、ボウル、まな板などクリームパンを作るための調理機材や器具を用意しましょう。
キッチンカーで移動販売のパン屋を開業する手順
キッチンカーでクリームパンの移動販売を開業する際は、まず独自のコンセプトや戦略を考え、ビジネスの方向性を明確にします。
また、開業に必要なコストや予算を具体的に算出してしっかりと把握し、開業資金を用意するための準備を進めましょう。
管轄の保健所で必要な資格や設備、手続きについてもきちんと確認し、資格取得や手続きを正しく行うことが大切です。
次に出店場所の確保を行い、キッチンカーを準備します。
出店場所は集客や利便性に影響を与えるため、慎重に選びましょう。
さらにビジネスの安全性を考慮し、必要な保険に加入することも忘れてはなりません。
万が一のトラブルに備えるため、適切な保険を選択しましょう。
最後に、広告やSNSを活用して集客を行い、スムーズな開業を目指します。
魅力的な宣伝活動を通じて、多くの人々に自慢のクリームパンを知ってもらいましょう。
キッチンカーでのパン屋開業について詳しく知りたい場合は、以下の記事をお読みください。
成功の秘訣はアレンジにあり!?
クリームパンの移動販売を成功させるためには、クリームやパン生地のバリエーションを増やしたりオリジナルメニューを開発したりして、他店との差別化を図ることが大切です。
レシピをアレンジしてオリジナリティを確立し、「ここでしか食べられない」特別感を演出すれば、リピーターの獲得にもつながります。
クリームパンの移動販売を始めるなら「MYキッチンカー」にご相談を!
移動販売クリームパンを販売したい方は、MYキッチンカーにお任せください!
MYキッチンカーでは、キッチンカーを熟知した専門の設計士による移動販売車の製作・販売はもちろん、開業に必要な手続きのサポートや事故時の修理までトータルサポートが可能です。
豊富な成功事例やノウハウをもとに個別のコンサルにも対応しているため、初めて移動販売車両で開業する方も安心してご依頼いただけます。
無料相談も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
クリームパンは、老若男女から愛される人気のパンです。
開業資金を低く抑えられる点で注目を集めているキッチンカーで移動販売をすれば、安定した利益獲得が期待できるでしょう。
キッチンカーでのクリームパンの移動販売に興味のある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。