キッチンカーでハンバーガーは人気グルメの一つです。
そこでこの記事ではハンバーガーを販売する人気キッチンカーの紹介から、ハンバーガーの移動販売を始めたい方に向けて移動販売で成功するためのポイントを紹介します。
キッチンカーを開業するまでの流れや、必要な資格・許可についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ハンバーガーを販売する人気キッチンカー(フードトラック)
全国でハンバーガーを販売している人気キッチンカーを5つご紹介します。
LUCKY BURGER
「LUCKY BURGER」は、三重県松阪市を拠点に活動しているキッチンカーです。
主なメニューとしては、「スペシャル」や「モッツァレラチーズバーガー」、「てりたまバーガー」などがあり、門外不出のソースと複数の手作りフィリングからできています。
詳しいメニューや出店スケジュールなどは、公式サイトやSNSをご覧ください。
ROUTE18
「ROUTE18」は、石川県を中心にハンバーガーを販売するキッチンカーです。
ボリューム満点の「オリジナルバーガー」はもちろん、人気のタピオカドリンクなどのサイドメニューも豊富に取り揃えているうえ能登牛を使用した「能登バーガー」もあります。
詳しいメニューや出店情報などについては、公式サイトやSNSをご覧ください。
P.I.C-Hamburger
「P.I.C-Hamburger」は、北海道ニセコ地区を中心に展開しています。
ポテトに使用しているじゃがいもやバンズに使用する小麦粉など、北海道の食材をアメリカンスタイルで提供している点が特徴です。
詳しいメニューや出店スケジュールについては、SNSをご覧ください。
back yard fish
「back yard fish」は、神奈川県藤沢市を拠点にさまざまなイベントに出店しています。
地元湘南の朝どれ野菜やオーダーメイドのバーガーバンズ、国産beef100%パティなど、食材にこだわったハンバーガーが魅力です。
詳しいメニューや出店情報などについては、各種SNSをご覧ください。
small axe
「small axe」は、千葉県習志野市を拠点にハンバーガーを販売しているキッチンカーです。
自慢のハンバーガーは、一つひとつ手作りの自家製バンズに、地元千葉県産の野菜と独自ブレンドのパティを焼き上げたハンバーグが挟まれています。
詳しいメニューや出店情報などについては、各種SNSをご覧ください。
移動販売でハンバーガーを販売するうえで成功するためのポイント
移動販売でハンバーガーを販売するうえで、成功するためのポイントは以下の4つです。
- オリジナルメニューを開発する
- ドリンクやポテトなどサイドメニューを充実させる
- SNS映えする見た目を意識する
- 食材の仕入れを工夫し原価を安くする
オリジナルメニューを開発する
キッチンカーでハンバーガーを販売する際は、オリジナルメニューを開発して、他店と差別化することが大切です。
「ここでしか食べられない」という特別感は、お客様の獲得につながります。
たとえば、通常の丸いバンズ以外にイングリッシュマフィンを使用したり、パティの種類に豚や鶏を加えてみたりといった工夫が可能です。
また、豆腐ハンバーグを挟んだヘルシーメニューや、トッピングで独自性を出すのもよいでしょう。
ハンバーガーはバンズやパティはもちろん、ソースやトッピングなどオリジナリティを演出しやすいメニューです。
他店と被らないメニューを積極的に開発し、差別化を図りましょう。
ドリンクやポテトなどサイドメニューを充実させる
ドリンクやポテトなどのサイドメニューを充実させることも、移動販売で成功するための大事なポイントです。
ランチタイムに売れるハンバーガーとは別に、フライドポテトやチキンナゲットはスナック感覚でランチタイム以外の時間帯でも売上が見込めます。
また、主食のハンバーガーにサイドメニューを加えてセット販売を行うことで、顧客単価のアップも可能です。
SNS映えする見た目を意識する
集客するためには、SNS映えするハンバーガーでSNS拡散を狙うのも有効な手段の一つです。
若い世代では、飲食店を選ぶときにインターネット検索を利用するのではなく、InstagramやTwitterなどのSNSで情報を集める方が増えています。
インパクトがある見た目の商品はSNSで拡散されやすいため、広告費をかけずに集客が見込めるため、メニューを開発する際は味だけではなくSNS映えする見た目も意識しましょう。
食材の仕入れを工夫し原価を安くする
利益率を上げるためには、食材を仕入れるコストを抑えることが大切です。
そのためには、少ない量をこまめに仕入れるよりも、1度に大量の仕入れを行うほうがよいでしょう。
ただし、生野菜などの食材は使い切れずに廃棄しなければいけないリスクがあるため、日持ちするものに限定する必要があります。
また野菜やお肉、バンズなどは、生産者から直接買い付けると中間マージンを省けるため、仕入れコストを低くできます。
営業拠点となる地域の生産者と交渉してみるのもよいでしょう。
ハンバーガーを移動販売するメリット
ハンバーガーを移動販売するメリットは下記の4つです。
- イベント会場やランチなどで人気が高い
- アレンジやトッピングで他店と差別化しやすい
- ターゲットを絞りやすい=出店場所を決めやすい
- セット販売で単価を上げやすい
イベント会場やランチなどで人気が高い
ハンバーガーは、イベント会場やランチなどで人気が高いというメリットがあります。
お箸やスプーンが不要で、椅子やテーブルがなくても食べることができるため、野外イベントや商店街などのキッチンカー出店にぴったりです。
手軽に食べられるうえにボリュームがあるハンバーガーは、キッチンカーで販売するメニューとして、非常に向いている商品だと言えるでしょう。
アレンジやトッピングで他店と差別化しやすい
ハンバーガーはバンズやパティ、ソースなどそれぞれにアレンジでき、他店と差別化しやすいメリットがあります。
そのため、他店にはないオリジナルメニューで特別感を演出することでリピーターを獲得できます。
定番のオリジナルメニュー以外に、期間限定メニューを売り出すのもおすすめです。
ターゲットを絞りやすい=出店場所を決めやすい
ハンバーガーは幅広い年齢層に人気があるメニューですが、10~20代の男女に特に人気があります。
そのため、ゴールデンウイークや学校の夏休み期間は、大型ショッピングモールやお祭り会場、公園などに出店するとよいでしょう。
ハンバーガーは素材を自由に選べるため、比較的安価なハンバーガーや高級路線に特化したハンバーガーなど、販売する商品コンセプトを設定することで、ターゲットを絞った営業がしやすいメリットもあります。
セット販売で単価を上げやすい
ハンバーガー店の場合は、フライドポテトやナゲット、ドリンクなどのサイドメニューが豊富に提供できるため、セット販売で客単価を上げやすいメリットがあります。
さらに、ハンバーガーだけでは物足りなくて購入につながらなかった客層も、セット販売することで集客できるでしょう。
ハンバーガーを移動販売するデメリット
ハンバーガーを移動販売するうえでのデメリットは以下の2つです。
- 人気メニューだからこそ競合が多い
- 作り置きができない
人気メニューだからこそ競合が多い
ハンバーガーの移動販売をするうえで、最大のデメリットは競合が多いことです。
キッチンカー以外にハンバーガーショップもたくさんあり、大手のマクドナルドやモスバーガー、ケンタッキー・フライド・チキンの3社だけでも、全国に5,000店舗を超える店舗が存在します。
こうした状況から、お客様にどうアピールするのか、味やメニューでどう差別化するのかが重要です。
作り置きができない
ハンバーガーは、作り置きが難しい商品です。
無理に作り置きをすると、バンズやパティが冷めて乾燥してしまったり、野菜から水分が出てソースが薄まったりするリスクがあります。
そのため、注文を受けてから調理を開始しなければいけないので、提供時間が必要になり、回転率が下がるデメリットがあります。
ハンバーガー店のキッチンカーを開業するための準備
以下では、ハンバーガー店のキッチンカーを開業するための準備について解説します。
キッチンカーを開業するまでの流れ
キッチンカーでハンバーガーを開業する流れは、以下の通りです。
- コンセプトや戦略を考え必要コスト・予算を算出する
- 開業資金を用意する
- 必要な資格・設備・手続きを行う
- 出店場所を確保する
- キッチンカーを用意する
- 必要な保険に加入する
- 食材を仕入れる
- 広告やSNSで宣伝する
事前にターゲット層や戦略を考えてからキッチンカーや備品を用意することで、無駄なコストを省くことができます。
計画の段階で必要なものをすべて書き出し、費用を計算しておくと全体の開業資金を把握できるでしょう。
キッチンカーを開業する流れについて、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
キッチンカーに必要な資格・許可
キッチンカーの営業に必要な資格と許可は、「食品衛生責任者証」と「営業許可」の2つです。
食品衛生責任者証は、営業許可を申請する際に必要な資格となっており、出店する地域を管轄している保健所で申請・取得ができます。
飲食業界が未経験の方でも、6時間程度の講習会を受講すると取得可能です。
食品衛生責任者証を取得したら、各都道府県の保健所で営業許可の申請を行いましょう。
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
移動販売のバーガーショップに必要な設備
移動販売でハンバーガーを販売する際に、主に必要な設備は以下の通りです。
- シンク
- 鉄板
- 冷蔵庫
- 作業台
- フライヤー(フライドポテトを提供する場合)
パティを焼くための鉄板はガスタイプ、もしくは電気タイプを選択できますが、おすすめは温度調節がしやすいガスタイプです。
一方、フライヤーは温度を一定に保ちやすい電気タイプのほうがよいでしょう。
キッチンカーでハンバーガー店を開業するなら全国対応のMYキッチンカーへ
移動販売での開業ならキッチンカー専門店のMYキッチンカーにご相談ください。
MYキッチンカーではキッチンカーの製造・販売だけでなく、レンタルやリースにも対応しており、事業形態にピッタリのプランをご提案させていただきます。
また無料で個別コンサルも実施しているため、初めてキッチンカーを開業する方でも安心のサポート体制を用意。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ハンバーガーはキッチンカー販売のメニューの中でも人気商品の一つです。
さらに、バンズやパティ、トッピングなどの素材の組み合わせで完成するハンバーガーは、アレンジしやすいため、他店との差別化も図りやすい魅力もあります。
店舗数が多くライバルも多いハンバーガーですが、独自メニューの開発とさまざまな場所に移動できるキッチンカーの長所を活かし、顧客獲得のための工夫をしましょう。