これからキッチンカーでホットドッグ店を開業したい方に向けて、ホットドッグを販売しているキッチンカーや、移動販売で成功する秘訣・メニュー作りのコツを紹介します。
開業に必要な各種手続きや資格・許可についても詳しく解説しているので、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
MYキッチンカーでは、キッチンカー車両の製作・販売のほか、開業に向けた個別コンサルを実施しています。
ホットドッグのキッチンカー開業を検討中の方はぜひご相談ください!
\無料個別コンサル実施中!/
キッチンカーでホットドッグを販売するメリットとは?
キッチンカーでホットドッグを販売する主なメリットは、以下の3つです。
- 時間帯を選ばず手軽に食べることができる
- トッピングで手軽にメニューを増やせる
- 競合が少ない
時間帯を選ばず手軽に食べることができる
ホットドッグの魅力は、おいしさだけでなく時間帯を選ばず手軽に食べることができるという点です。
お皿やフォークが不要で、椅子やテーブルがなくても食べることができるため、野外イベントや商店街のキッチンカー出店に最適と言えます。
トッピングで手軽にメニューを増やせる
ホットドッグは、パンとソーセージのみでシンプルに構成されているため、トッピングを変えることで幅広いメニューを提供できます。
基本的なトッピングのケチャップやマスタードの他に、数種類のトッピングを用意することで、利用客の幅広いニーズに応えることができるでしょう。
ホットドッグに合う人気のトッピングには、以下のようなものがあります。
- チーズ
- フライドオニオン
- カレーソース
- サルサソース
- 粒マスタード
これらのトッピングごとに「チーズホットドッグ」や「サルサホットドッグ」のようなメニューを作ったり、トッピングをセルフにしたりしてもよいでしょう。
競合が少なく参入しやすい
ホットドッグの知名度は高いものの、ハンバーガーショップのような専門店は多くありません。
そのため、競合が少なく差別化しやすいというメリットがあります。
ホットドッグは手軽に食べることができるため、人が多く集まるイベント会場ではもちろん、多忙なビジネスマンにも人気が高いメニューです。
認知度が高いうえに手軽に食べることができ、さらに競合が少ないホットドッグは、新規参入しやすいジャンルと言えるでしょう。
キッチンカーでホットドッグを販売するデメリットとは?
キッチンカーでホットドッグを販売するデメリットは、以下の2つです。
- 自宅で簡単に作ることができる
- ハンバーガーに比べると人気が少ない
自宅で簡単に作ることができる
スーパーではホットドッグ用のパンが販売されており、調理工程もパンにソーセージを挟むだけとシンプルです。
ホットドッグは自宅で簡単に作ることができるため、販売する際は、パンやお肉でこだわりを出したりトッピングの種類を多くしたりするなど工夫しましょう。
自宅では食べられないような味を提供することが大切です。
ハンバーガーに比べると人気が低い
ハンバーガーとホットドッグは、どちらもパンに肉や野菜を挟んで作るメニューです。
しかし、ファストフード店の影響もあり、ホットドッグよりもハンバーガーのほうが人気が高い傾向にあります。
ホットドッグをゆっくり食事として楽しんでもらうためには、ドリンクとセットにしたりテラス席を用意したりするなどの工夫が必要です。
ホットドッグ店の移動販売で成功するコツとは?
ホットドッグ店の移動販売で成功するコツは、以下の4つです。
- メニューやコンセプトを固める
- 仕入れコストを削減する
- トッピングやドリンクで客単価アップ
- パンやソーセージで差別化を図る
キッチンカーの営業を成功させるためには、じっくりと戦略を立てることが大切と言えます。
メニューやコンセプトを固める
開業する前に、まずはメニューやコンセプトを固めましょう。
キッチンカーでホットドッグを販売する際は、メニューの数が多ければよいというわけではありません。
限られたスペースのキッチンカーでやみくもにメニューを増やすと、手間や費用がかかるため、かえって生産性が下がる可能性があります。
まずはキッチンカーのコンセプトやターゲット層に合ったメインメニューを決め、競合と差別化できるオリジナルメニューを開発していくことが大切です。
仕入れコストを削減する
利益率を上げるためには、仕入れコストをできるだけ低くすることが大切です。
以下の3つの方法で仕入れを行うと、安く仕入れることができるでしょう。
- 大量仕入れをする
- 複数の業者と取引する
- 価格交渉をする
少しずつ仕入れるよりも、1度で大量に仕入れたほうが単価が安くなります。
ただし、大量に仕入れるのは日持ちする消耗品や調味料、毎日確実に消費する食材のみにしましょう。
大量に仕入れたために使いきれず、廃棄の量が多くなってしまうと、廃棄コストもかかってしまいます。
また、複数の業者と取引を行うことで、常に安く取引できる業者を選ぶことができるため、コスト削減に有効です。
「パンはA社、ソーセージはB社」のように、食材のジャンルごとに仕入れ先を変えてもよいでしょう。
さらに、いつも仕入れている業者がある場合は、定期的に価格交渉を行うことも大切です。
常に価格相場や最新情報をチェックし、仕入れ先の価格が相場よりも高い場合は、価格交渉をしてみましょう。
別の業者の見積書を持参すると、価格交渉がスムーズに進むこともあります。
トッピングやドリンクで客単価アップ
ホットドッグを販売する際は、トッピングの追加やドリンクと一緒に提供すると客単価アップにつながります。
特にドリンクの原価は20〜40円と安く、ドリンク1杯を250円で販売した場合、200円以上の利益を見込めます。
昼間はソフトドリンク、夜はビールのように、ドリンクメニューを自由に変更・追加できるのも大きなメリットです。
さらに、ホットドッグとドリンクをそれぞれ単品で販売するのではなく、セットで販売することで、よりお得感を演出できるでしょう。
パンやソーセージで差別化を図る
ホットドッグはパンとソーセージで構成されているシンプルなメニューのため、どこでこだわりを出すかが重要です。
お店の個性を出すポイントとして、無添加の食材を使用したり、トッピングに特化して豊富な種類を用意したりすることが大切です。
近年、健康志向の高まりとともにお肉を使用しない製品も増えてきているため、大豆ミートやお肉の代替品を使用したホットドッグも、差別化になるでしょう。
キッチンカーでホットドッグ店を開業するには何が必要?
キッチンカーでホットドッグ店を開業する際の流れや、必要な資格・申請について解説します。
キッチンカーでホットドッグ店を開業する流れ
キッチンカーでホットドッグ店を開業する流れは、以下の通りです。
- コンセプトや戦略を考え必要コスト・予算を算出する
- 開業資金を用意する
- 必要な資格・設備・手続きを行う
- 出店場所を確保する
- キッチンカーを用意する
- 必要な保険に加入する
- 食材を仕入れる
- 広告やSNSで宣伝する
事前にコンセプトやターゲット層、戦略を考えてからキッチンカーや備品を用意することで、無駄なコストや手間を省くことができます。
計画の段階で必要なものをすべて洗い出し、費用を計算しておくことで、おおよその開業資金を把握することができます。
キッチンカーの開業までの流れについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
移動販売車を準備する
事業計画を立てたら、次に移動販売車を確保します。
ホットドッグのキッチンカーでは複雑な調理工程が不要なので、コストが安い軽トラックのキッチンカーがおすすめです。
大人1~2名程度での営業が想定されるので、大きなキッチンカーは不要です。
ただし、サイドメニューなどを多数販売する場合はサイズアップも検討しましょう。
移動販売車の主な入手方法は、以下の4つです。
- 中古車を買う
- レンタルする
- 製作業者に依頼する
- 自分で製作する
以下では、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
中古車を買う
中古の移動販売車を買うメリットは、製造の手間や費用を削減できることです。
中古車は1度キッチンカーとして利用されているため、内装や外装を一から製作する必要がありません。
用意するものが、器具や看板・道具などの備品のみと少ないため、コストはもちろん開業までの時間も大幅に短縮できます。
中古車のデメリットは、新車よりも車両や設備の状態が劣ることです。
使用していたオーナーや販売していたものによっても状態が変わるため、同じ車種でも車両や設備の状態に差がある場合があります。
そのため、中古車を購入する際は、車両や設備の状態を入念にチェックしておきましょう。
MYキッチンカーでは、中古車販売の経験をもとに状態のよい車両を見分けて販売しています。
中古のキッチンカーでご検討中の方は以下ページもご覧ください。
レンタルする
キッチンカーをレンタルする1番のメリットは、コストを大幅に抑えられる点です。
中古車の購入には130〜150万円程かかりますが、レンタルの場合は1日数万円に抑えられます。
まとまった資金がなくてもキッチンカーを利用できるため、なるべく早く開業したい方や、試しに出店してみたい方におすすめです。
しかし、キッチンカー営業を半年以上続ける場合は割高になってしまうため、長期利用の予定がある場合は、レンタルではなく購入を検討したほうがよいでしょう。
キッチンカーのレンタルをご検討中の方は、ぜひMYキッチンカーをご利用ください!
基本料金25,000円~で、長期レンタルの方はさらに割引も実施しています。
いつ頃ご利用予定で、どんな車両がご希望かご相談ください!
製作業者に依頼する
製作業者に依頼するメリットは、外装や内装にこだわることができる点です。
また、内装や外装の製作はもちろん、車両の調達もまとめて依頼できます。
営業申請や車検にも考慮して製作してもらえるのも、嬉しいポイントです。
しかし、すべての製作会社が優良な会社とは言い切れません。
「イメージと違うデザインだった」「車両が壊れた」などのトラブルも少なくないため、どの製作会社に依頼するかをしっかりと見極めたうえで、依頼しましょう。
MYキッチンカーでは、ホットドッグの販売におすすめの軽トラックタイプも販売しています!
350万円プランで冷蔵庫やシンクなどが標準装備となります。
お見積りやご相談無料ですので、検討中の方はぜひご相談ください!
\350パックご用意あります/
自分で製作する
キッチンカーを自作するメリットは、内装や外装を自分の好みにカスタマイズできるため、イメージ通りのキッチンカーを製作できることです。
自作のキッチンカーが完成した際には、大きな達成感を得られるだけではなく、愛着が湧いてモチベーションアップにもつながるでしょう。
しかし、このようなメリットがある一方で、自作すると営業許可の申請が通りにくいというデメリットもあります。
営業許可をもらうためには保健所の基準を満たす必要があり、不備があると製作し直さなければなりません。
営業許可や手直しで開業が遅れる事態にならないよう、製作方法や保健所の基準などを事前によく調べてから着手しましょう。
食品衛生責任者資格・営業許可の取得方法
キッチンカーの営業に必要な資格・許可は、「食品衛生責任者証」と「営業許可」の2つです。
食品衛生責任者証は、営業許可を申請する際に必要な資格です。
飲食業界が未経験の方でも、6時間程度の講習会を受講すると取得できます。
食品衛生責任者証を取得したら、各都道府県の保健所で営業許可の申請を行いましょう。
営業許可の申請には、食品衛生責任者証や営業許可申請書、営業設備の大要・配置図、許可申請手数料などが必要です。
より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ホットドッグ店に必要な設備
ホットドッグ店に必要な設備は、以下の通りです。
- 鉄板、コンロ
- オーブンやトースター
- スチーマー
- 冷蔵庫、電源などの基本設備
商品やメニューによってキッチンカー内の設備は変わりますが、基本的にこの設備が揃っていれば、キッチンカーでホットドッグ店を開業することが可能です。
コンセプトやメニューをしっかり固め、必要な設備のみを準備して、無駄な出費を防ぐようにしましょう。
鉄板・コンロ
ホットドッグのソーセージを焼くときに必要な鉄板とコンロは必須です。
とはいえ、手軽に購入できる設備で十分なので比較的安く揃います。
オーブンやトースター
続いて、ホットドッグのバンズを焼くためのオーブンを用意しましょう。
オーブンも本格的な設備は不要です。
スチーマー
鉄板やオーブンで焼き上げたホットドッグを、販売するまで保存しておくスチーマーの用意も必要です。
スチーマーは水を入れて電源を入れることで、適度な蒸気と温度により美味しくホットドッグを調理できます。
ただし、スチーマーがなくともオーブン(トースター)と鉄板で代用することが可能です。
おしゃれなスチーマーを置けば見栄えはよいですが、初期設備としては用意しなくてもよいでしょう。
冷蔵庫・電源など
ほかにも在庫のソーセージを保存しておく冷蔵庫や電源、調理器具を洗う水道設備、換気扇など基本的な設備も必要です。
保健所の営業許可を取得する際に必要な設備は取り揃えておくようにしましょう。
全国でホットドッグを販売する人気キッチンカー
全国でホットドッグを販売する、人気キッチンカーを5つ紹介します。
Today
「Today」は、福岡県鞍手町を中心に販売を行なっているキッチンカーです。
ホットドッグのコッペパンは、「ORTO’s Bakery cosses」に、ソーセージは、「FUKUOKA CRAFT by エルボラーチョ」に特別発注したもので、食感や口溶けにまでこだわり抜かれています。
「Today」の詳しいメニューや出店情報は、公式サイトやSNSをご覧ください。
ROUTE 24 KITCHEN
「ROUTE 24 KITCHEN」は、大阪府高槻市を中心に営業を行なっているキッチンカーです。
ボリュームのあるホットドッグが500〜700円で販売されていて、コスパがよく人気があります。
トッピングの種類も豊富なので、自分好みのホットドッグにアレンジして楽しめる点も好評です。
詳しいメニューや出店情報については、Instagramをご覧ください。
noweat 狭山市
「noweat 狭山市」は、埼玉県狭山市で営業を行なっているキッチンカーです。
自家製のパンと生ソーセージを使用したホットドッグを、1個450〜600円から購入できます。
アレルギーのある人でも食べることができるように、ホットドッグのパンには乳製品と卵製品が使用されていません。
「noweat 狭山市」の詳細は、SNSをご覧ください。
キッチンカーTAKE
「キッチンカーTAKE」は、2020年にオープンしたキッチンカーで、福岡県宮若市と飯塚市、直方市、鞍手町で営業を行なっています。
ホットドッグはどれもボリューミーで、定番のホットドッグやチリドッグ、チーズドッグが人気です。
ドリンクとセットで購入可能なホットドッグはワンコインで販売されており、「味・コスパともに抜群」と地元の人々から愛されています。
メニューや出店情報はInstagramをご覧ください。
tinydinny
「tinydinny」は、千葉を中心に関東地方で営業しているキッチンカーです。
無添加素材のパン・ジューシーなソーセージ・シャッキリレタスと香ばしいキャベツソテーを使用した、オリジナルドッグが人気を集めています。
定番のタイニードッグ・チーズをたっぷりトッピングした「のうこうチーズ」などのホットドッグは、500〜700円で購入可能です。
また、「さいこう角煮丼」やドリンク、オリジナルキャラクターを模したスイーツ「ベイクドフェネック」など、ホットドッグ以外のメニューも展開しています。
詳細は公式サイトをご覧ください。
キッチンカーでホットドッグ店を開業するならMYキッチンカーにご相談を!
キッチンカーでホットドッグ店を開業したいとお考えの方は、ぜひ一度MYキッチンカーにご相談ください。
ご希望にぴったりのキッチンカーの提案はもちろん、出店サポートも行なっています。
また、営業場所やイベント会場での出店サポートのほか、移動販売車のメンテナンスなどの支援もしており、開業後のアフターフォローも万全です。
「キッチンカー開業したいけど不安がある」という方は、ぜひMYキッチンカーにお気軽にご相談ください。
まとめ
キッチンカーのホットドッグ店は競合が少なく、初心者でも参入しやすいジャンルです。
自宅でも簡単に作れるメニューですが、味や素材、トッピングなどにこだわって「ここでしか食べられない」特別感を演出できれば、人気を集めるでしょう。
まずはコンセプトやターゲット層、メニューなどをしっかりと決め、計画的に準備を行いましょう。