コンパクトな軽トラでキッチンカーを始めてみたいという方は多いでしょう。
キッチンカーは、車種によって使い勝手や維持費なども大きく異なります。
軽トラのキッチンカーは維持費や交通費が安く抑えられ、小回りが利いて運転しやすく大変おすすめです。
この記事では、キッチンカーを軽トラで製作するメリットや選び方のほか、おすすめの軽トラキッチンカーを詳しくご紹介します。
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キッチンカーにおすすめ!軽トラックの車種3選
ひとえに軽トラックと言っても、メーカーごとにさまざまな特徴があります。
ここでは、キッチンカーにおすすめの軽トラックを3種類見ていきましょう。
スズキ キャリイ
キャリイは、1961年にスズキが製造・販売を開始した軽トラックです。
他の軽トラックと比べてパワーがあり、キッチンカーに必要な設備をたくさん乗せてもスムーズに運転できます。
キャリイをベースにさまざまな仕様のキッチンカーが製作されているため、自分に合ったカスタムを見つけられるでしょう。
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ダイハツ ハイゼットトラック
ハイゼットトラックは、1960年にダイハツが製造・販売を開始した軽トラックです。
白や黒が多い軽トラックですが、ハイゼットトラックは車体色が豊富で、赤やカーキなどの全7色から選べます。
自分で製作する場合はもちろん、中古車でもオシャレなキッチンカーを見つけられるでしょう。
日産 NT100クリッパートラック
NTクリッパートラックは、スズキからOEM供給を受けて日産が販売している軽トラックです。
キャリイと大きな差はありませんが、キッチンカーのベースとして使用されることが多く、豊富なカスタムが用意されています。
そのため、中古車市場でもさまざまな仕様のキッチンカーを見つけられるでしょう。
軽トラと他の軽自動車を車両タイプで比較
キッチンカーに利用される軽自動車は軽トラだけではありません。
下記の表は、車両タイプ別のメリットとデメリットを簡易的に表したものです。
車両タイプ | メリット | デメリット |
軽トラック | 作業スペースが広い | 価格が高い |
軽バン | 価格が安い | 立ち作業が難しい |
ウォークスルーバン |
車両タイプごとに、詳細を見ていきましょう。
軽トラック
軽トラックは、3タイプの中で比較した場合、価格面以外の大きなデメリットがなく、最もキッチンカーにおすすめの車両です。
荷台を丸ごと利用できるため、広い作業スペースを取れてさまざまな商品を取り扱うことができます。
中型以上のトラックなどと比べると、低価格でキッチンカーを準備できるメリットがあります。
サイズ | 車両全体/mm | キッチン部/mm |
長さ | 3,395 | 1,940 |
横幅 | 1,475 | 1,410 |
高さ | 2,500 | 1,850 |
軽バン
軽バンは、ワンボックスタイプで荷室をキッチン部とする車両です。
内装を整えるだけで、軽トラックのように別途キッチン部を製作する必要がなく、低価格で車両を準備できるメリットがあります。
しかし、キッチン部の高さが低いことから立ち作業はできず、椅子に座っての作業となるため、体に負担がかかりやすい点がデメリットです。
サイズ | 車両全体/mm | キッチン部/mm |
長さ | 3,395 | 1,910 |
横幅 | 1,475 | 1,320 |
高さ | 1,895 | 1,240 |
ウォークスルーバン
ウォークスルーバンは、運転席と荷室の間に仕切りがない車両タイプで、文字通り車内で運転席から荷室まで通り抜けできるのが特徴です。
車両価格が安いというメリットはありますが、年式が古い車両も多いため、メンテナンスにお金がかかる場合があります。
また、軽バンと同様にキッチン部が車内にあることから、高さが確保できず立ち作業は難しいでしょう。
サイズ | 車両全体/mm | キッチン部/mm |
長さ | 3,290 | 1,250 |
横幅 | 1,390 | 1,290 |
高さ | 1,940 | 1,500 |
キッチンカーに軽トラックをおすすめする理由
以下では、軽トラックがおすすめの理由について、解説します。
高さがあるから立ったまま仕事できる
軽トラックは荷台に別途キッチン部を製作するため、立ったまま作業ができます。
軽バンやウォークスルーバンは車内にキッチン部を作る必要があり、キッチン部の高さを車内の高さ以上に設定できません。
しかし、軽トラックであれば最大1,800mmほどの高さを確保できるので、作業が行いやすいでしょう。
内装広々!2人で作業できる
軽バンやウォークスルーバンは車内のスペースが限られており、基本的にキッチン部では1人しか作業できません。
2人で作業する場合、1人は外のスペースで呼び込みなどを行うことになるでしょう。
しかし、軽トラックは広い作業スペースを確保できるため、2人作業で効率的に商品を提供できます。
【軽自動車最大のメリット】維持費が安い
軽自動車の最大のメリットは、維持費が安いことです。
自動車税を始めとする税金や自賠責・任意保険、車検などのメンテナンス費用など、他のトラックなどと比べると安く済ませられます。
コンパクトだからこそ狭い道路や出店場所も楽々
コンパクトな軽トラックだからこそ、中型のトラックやバンでは通り抜けにくい狭い道路を通り抜けることが可能です。
出店場所の中には、軽自動車のみ販売可能なスペースもあるため、機会を逃さず出店できます。
実は!交通費が安く燃費もよい
キッチンカーはさまざまな場所で出店するため、交通費にも注意しておかなければいけません。
拠点より遠い場所で出店するときには、高速道路を利用して長距離を運転する場合もあるでしょう。
軽トラックなら軽自動車に分類されるため、高速道路料金が安く済みます。
また、中型のトラックやバンなどと比べて燃費もよいことから、移動にかかる経費を抑えられるでしょう。
デメリット:積み込める食材や機材に限界あり
キッチンカーとしてのメリットが多い軽トラックですが、中型のトラックやバンと比較すると、積み込める食材や機材に限界があるため、大型のイベントなどに出店しても売上には上限があるでしょう。
また、積み込める機材も限定されるため、提供できる商品も限られてきます。
とはいえ、メリットの方がはるかに大きいでしょう。
軽トラックのキッチンカー購入費用の相場は?
ここでは、ケース別の相場やDIY、レンタル・リースなど、費用面を解説します。
ケース別の相場一覧表
軽トラックでキッチンカーを始める場合、車両の準備方法は主に下記3つのケースになります。
- 中古キッチンカーを購入
- トラック購入+キッチン製作
- キッチンカー製作専門店に依頼
それぞれのケースの相場は、下記の通りです。
ケース | 相場 |
中古キッチンカー | 100~300万円 |
トラック購入+キッチン製作 | 250~400万円 |
キッチンカー製作専門店に依頼 | 300万円 |
中古キッチンカー
中古キッチンカーの価格は、年式やカスタムの内容によって大きく変わるでしょう。
100万円以下のキッチンカーもあれば、なかには400万円を超えるキッチンカーもあります。
一般的には、200万円ほどで取引されることがほとんどです。
トラック購入+キッチン製作
トラック購入とキッチン製作を、別々で行うことも可能です。
トラックは新車と中古車で値段が変わり、一般的に新車で100万円~、中古車で20万円~で購入できます。
しかし、軽トラックは農業や工業などで利用されることが多いため、中古車で安いものは車両の状態が悪い場合もあるので注意しましょう。
また、キッチン部は内容にもよりますが、製作・組付けなどで200〜300万円はかかります。
トラック購入+キッチン製作では、300~400万円と積もっておくとよいでしょう。
キッチンカー製作専門店に依頼
専門店へキッチンカーの製作を依頼した場合、車両の購入やキッチン製作・組付けを含めて300〜400万円ほどかかり、その値段はトラック購入+キッチン製作の場合とほとんど変わりません。
しかし専門店の場合、営業許可の取得や営業のフォローなどのサポートを受けられます。
初めてキッチンカーを購入して営業しようと考えている方は、サポートも踏まえて専門店へ依頼することも検討してみてください。
DIYした方が安く製作できる?
結論から言うと、DIYをしてもそこまで安くできるわけではありません。
DIYの場合、軽トラック購入+キッチン製作の材料費などで200~250万円ほどかかります。
中古のキッチンカーを買うのと価格はほぼ変わりませんが、法規対応などの観点からおすすめはできません。
カスタムに特別なこだわりがなければ、営業サポートなども受けられる専門店に依頼するのがよいでしょう。
DIYと専門店での製作の違いは、下記の記事をご覧ください。
▼キッチンカーを自作(DIY)!シンクなど必要な設備や内装費用、業者製作依頼との違いを解説
レンタル・リースもおすすめ
軽トラックのキッチンカーは、働き方によってレンタルやリースもおすすめです。
契約形態 | 費用 |
レンタル | 2~5万円/日 |
リース | 7~9万円/月 |
レンタルは、短期間や特定のイベントのみでの出店に適しています。
ただし、長期間の場合、レンタルは割高になってしまうため、リースを検討しましょう。
リースであれば、車検などのメンテナンス費用も含めて月々定額で借りられます。
軽トラックキッチンカー購入の際の注意点
軽トラックキッチンカーを購入する際、中古車両を購入するときと製作会社を選ぶときには特に注意しましょう。
中古車両を購入する際
中古車両は、前オーナーがどのように使用していたかによって車両状態が変わってくるため、カスタム内容などを詳しく確認する必要があります。
それぞれ確認すべき点を詳しく見ていきましょう。
走行距離は極端に少なくないか
価格、年式に比べて走行距離が極端に少ない場合、メーターが書き換えられている可能性があります。
基本的に走行距離が少ないほど車両の状態はいいため、安いのに走行距離も少ない場合は何かしらの不具合がある可能性も想定しておきましょう。
タンクの積載量はどれくらいか
キッチンカーには、給水タンク・排水タンクを設置する必要があり、その積載量にも注意しなければいけません。
営業する地域や提供するメニューによって、営業許可を得られるタンクの積載量が異なるため、事前に確認しておきましょう。
カスタムに問題点はないか
軽トラックのキッチンカーを中古で購入する際、特に注意しなければいけないのがカスタムの内容です。
軽トラックは、荷台に載せられる高さが2,500mmまでと決められています。
個人でカスタムされている場合は法に抵触している可能性があるため、購入前に確認しましょう。
またキッチン部を溶接で固定していない場合、キッチン部が「荷物」として扱われてしまい、車検のたびに取り外す必要が出てきます。
製作会社を選ぶ際
キッチンカーの製作会社を選ぶ際の注意点も詳しく見ていきましょう。
キッチンカー製作実績があるか
キッチンカーは車両を改造して製作するため、法規などに詳しい必要があります。
製作実績がないと、法規に対応できているかなどの不安が残るでしょう。
製作会社を選ぶ際は、豊富な実績があるか確認が必要です。
わかりやすい料金設定を掲げているか
料金設定がわかりやすい、費用感がつかめる製作会社を選ぶことも大切です。
費用の提示が曖昧だと、後から思わぬ追加料金がかかる可能性があります。
安い買いものではないため、料金がきちんと決められている製作会社を選ぶとよいでしょう。
デザインについて意見を言いやすく聞き入れてくれるか
すべて製作会社に任せてしまうと、思っていたキッチンカーと違う仕上がりになってしまう可能性があります。
デザインや設備などを打ち合わせる必要がありますが、意見を取り入れてもらえないと自分好みにカスタムできません。
カスタム内容について、ある程度柔軟に対応してくれる製作会社を選びましょう。
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まとめ
軽トラックは、キッチンカーとして利用するうえ、軽バンやウォークスルーバンなどの同じ軽自動車、中型のトラックやバンなどと比べて多くのメリットがあります。
しかし、車両にはそれぞれデメリットもあるため、自分が提供したいメニューや特徴などと照らし合わせてから車両を選びましょう。
キッチンカーの購入は、中古車や製作会社への依頼などさまざまな方法があります。
営業の頻度によっては、レンタルやリースもおすすめです。
ぜひ、軽トラックでのキッチンカー開業を検討してみてください。