キッチンカーでローストビーフの販売を始めたい!
この記事ではそういった方に向けて、知っておくべき情報や話題のキッチンカーについてまとめました。
ローストビーフをキッチンカーで販売するメリットとデメリットから成功するコツまでを紹介します。
さらに、キッチンカーを開業するまでの流れも解説しているので、開業に必要な手続きや資格・許可を知りたい方はぜひ最後までお読みください。
メディアで話題!ローストビーフを提供するキッチンカー
メディアで話題のローストビーフを販売するキッチンカーを5つ紹介します。
GRILL TOKYO
「GRILL TOKYO」は、東京近郊を中心にローストビーフやグリルチキンを販売しているキッチンカーです。
ご注文後に目の前でお肉をカットするライブ感満載のパフォーマンスを楽しめます。
また、お肉の味を最大限に引き立てる門外不出のオリジナルソースは、ジューシーなお肉との相性がバッチリです。
GRILL TOKYOについての出店情報を知りたい方は、公式サイトや各種SNSをご覧ください。
8o2MEATLAB
「8o2MEATLAB」は、キッチンカーはもちろん、オンラインショッピングやデリバリーサービスでも注文ができます。
旨みとやわらかさが最大限に引き立つ製法を用いて提供されるお肉は、一度食べたら忘れることができません。
8o2MEATLABの詳しいメニューなどは、公式サイトや各種SNSをご覧ください。
Bonds
「Bonds」は、東京都目黒区を拠点として営業しており、じっくりと低温で調理した厚切りのローストビーフが大人気です。
自家製のマッシュポテトや4種類のタレが付いた、自慢のローストビーフ弁当も900円で販売されています。
Bondsについての詳しい情報は、各SNSをご覧ください。
まぶキッチン
「まぶキッチン」は、和歌山県内を中心に営業を行なっています。
真空低温調理が施されたしっとりやわらかな特製ローストビーフの量り売りや、看板メニューのローストビーフバーガーが人気のキッチンカーです。
また、日によっては限定メニューも販売されています。
まぶキッチンについての出店スケジュールなどの詳細は、公式サイトやSNSをご覧ください。
RIKOBO'S FOOD TRUCK
「RIKOBO'S FOOD TRUCK」は、東京都、群馬県、長野県を中心に出店しているキッチンカーです。
低温調理で柔らかく仕上がったローストビーフ丼は、自家製グレービーソースとの相性が格別な一品。
ほかにもチュロスや蕎麦など多彩なメニューを楽しめます。
公式Instagramアカウントで情報発信しているので、フォローしてみましょう!
ローストビーフをキッチンカーで販売するメリット
キッチンカーでローストビーフを販売するメリットは、次の4つです。
- イベント会場などで人気が高い
- 提供に手間がかからない
- アレンジが利くのでさまざまなメニューに応用しやすい
- 時間や時期を問わずテイクアウトで人気が高い
イベント会場などで人気が高い
ローストビーフは、映える見た目やボリューム感から注目を浴びやすく、イベント会場などで非常に人気が高い商品です。
数あるケータリングメニューの中でも抜群の人気を誇っています。
また、タレの種類やトッピングを選べる場合が多く、自分好みにアレンジして食べられるのも人気の理由です。
提供に手間がかからない
提供に手間がかからないことも、キッチンカーでローストビーフを販売するうえでのメリットです。
お肉の表面に焼き目をつけた後、低温のオーブンや湯せんでじっくりと火を通すローストビーフは、営業前に仕込んでおきます。
そのため、営業時には注文を受けてからカットして提供するだけなので、手間がかかりません。
ランチタイムなど、短時間に集中してお客様が訪れるときにも、手間がかからないことで回転率を上げやすいのです。
アレンジが利くのでさまざまなメニューに応用しやすい
ローストビーフは、さまざまな料理にアレンジしやすい食品です。
たとえば、昼はローストビーフ丼やローストビーフサンドとして販売し、夜はローストビーフ単品、またはサラダにするなど、幅広い料理にアレンジできるでしょう。
そのため、幅広い層のお客様に対応できるメニューといえます。
がっつりメニューとしてだけでなく、お酒のあてにもなるローストビーフは、さまざまなメニューに応用可能な点が魅力的です。
時間・時期を問わずテイクアウトで人気が高い
ローストビーフは、アイデア次第でさまざまなメニューに応用できることから、時期や時間帯に合わせたメニューを販売でき、安定した売上を見込めます。
ランチメニューやチーズとの組み合わせ、ヘルシー志向のメニューなど、その時々の需要を見極めることも重要です。
ローストビーフをキッチンカーで販売するデメリット
キッチンカーでローストビーフを販売するデメリットは、次の2つです。
- 仕込みに手間と時間がかかる
- 調理に必要な機材が多い
仕込みに手間と時間がかかる
提供時は手間がかからないローストビーフですが、事前の仕込みには手間が必要です。
ローストビーフ作りではお肉に下味をつけた後、フライパンで表面に焼き色をつけます。
次に、焼き色がついたお肉をラップとアルミホイルで包み時間をかけて湯せんする、もしくはオーブンを使用し、数時間をかけてじっくりと熱を通していきます。
仕込みが終わるまでに2〜3時間程度はかかるため、販売前に手間や時間がかかることは覚悟しておきましょう。
調理に必要な機材が多い
ローストビーフには、調理に必要な機材が多い側面もあります。
必要な機材には、ローストビーフに熱を入れるためのオーブン、または低温調理器と均等にスライスするためのミートスライサーなどがあり、これらを揃えるための初期費用が必要です。
またこれらの機材を配置するため、車内のスペースにもある程度の余裕が求められるでしょう。
ローストビーフの移動販売で成功するコツ
ローストビーフの移動販売で成功するコツは、次の3つです。
- オリジナルのアレンジメニューを販売する
- 味の決め手であるソースにこだわる
- 映える盛り付けでSNSや口コミを狙う
オリジナルのアレンジメニューを販売する
たくさんのお客様に愛されるためには、オリジナルのアレンジメニューを開発し「ここでしか食べられない」という特別感が欠かせません。
他にないメニューがあれば、リピーターや口コミからお客様を増やすことができます。
そのため、メニューのバリエーションや独自性は、キッチンカーを開業するうえで最も重要です。
まずは他店と差別化できるように、独自のメニューを完成させてから販売しましょう。
味の決め手であるソースにこだわる
しっとりやわらかなローストビーフはもちろん、味の決め手になるソースにもこだわりましょう。
市販のソースでもいいのですが、手作りでこだわった材料・製法にすることで、他店にはない味を求めて再来店してもらえます。
また、数種類の特製ソースを用意して選べるようにすることで、お客様を飽きさせずリピートしてもらうことにもつながります。
映える盛り付けでSNSや口コミを狙う
映える盛り付けをしたローストビーフを販売し、SNSでの情報発信や口コミを狙うことも顧客獲得に有効です。
近年は、飲食店を選ぶ際にSNSで情報収集をする人も多く、SNSで拡散されることで強力な宣伝効果と集客の増加が期待できます。
そのため、味はもちろんインパクトのある見た目も重要です。
InstagramやTwitterなどのSNSをうまく活用し、SNSユーザーへの集客を狙いましょう。
ローストビーフを使った人気メニュー
ローストビーフを使った4つの人気メニューを紹介します。
- ローストビーフ丼
- ローストビーフのサンドイッチ
- ローストビーフサラダ
- ローストビーフをトッピングしたカレー
ローストビーフ丼
ちょっと贅沢なお昼ごはんや晩ごはんとして大人気なのがローストビーフ丼です。
ローストビーフ丼を提供する際は、お客様の目の前でお肉をスライスするのがおすすめです。
お肉をスライスして盛り付けることで、味だけでなくパフォーマンスも楽しんでもらえます。
店舗では見られないキッチンカーならではの演出になるため、お客様を惹きつけられるでしょう。
ローストビーフのサンドイッチ
ランチに適しているのが、ローストビーフのサンドイッチです。
ローストビーフは少し厚切りにしてサンドすると見栄えがよくなり、食べ応えも増します。
さらに、トマトやレタスなどの野菜もたっぷり入れることで、彩りが増すだけでなく、ヘルシーに仕上げることが可能です。
提供時には、完成したローストビーフのサンドイッチを一つひとつ、ラップや紙で包むようにすると食べやすくなり、お客様に喜んでもらえるでしょう。
ローストビーフサラダ
時間や場面を選ばずに提供できるのが、ローストビーフサラダの特徴です。
ざく切りにしたレタス・薄切りのきゅうり・茹でておいたブロッコリー・半分にカットしたミニトマトなどを準備し、食べやすい大きさに切ったローストビーフをトッピングします。
最後は、塩こしょうとレモン汁、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせたオリジナルドレッシングやソースをかければ完成、と非常に手軽に提供できるのでおすすめです。
女性には特に人気があるメニューなので、レギュラーメニューとして取り入れてみましょう。
ローストビーフをトッピングしたカレー
ローストビーフをトッピングしたカレーも人気メニューの1つです。
野菜たっぷりカレーやキーマカレーなどに、じっくり焼き上げたローストビーフをトッピングしたカレーは、年齢層を問わず多くのお客様に好まれる人気メニューとして販売できます。
また、ランチとディナーの両方に提供できることも魅力です。
キッチンカーでローストビーフ店を開業するには?
キッチンカーでローストビーフ店を開業するために必要な準備を紹介します。
キッチンカーを開業するまでの流れ
キッチンカーでローストビーフを開業する流れは、次の通りです。
- コンセプトや戦略を考え必要コスト・予算を算出する
- 開業資金を用意する
- 必要な資格・設備・手続きを行う
- 出店場所を確保する
- キッチンカーを用意する
- 必要な保険に加入する
- 食材を仕入れる
- 広告やSNSで宣伝する
キッチンカーを開業するためには、事前の計画が欠かせません。
出店地域のターゲット層や成功するための戦略などを考えたうえで、キッチンカーや必要な機材を準備すれば無駄なコストを省けます。
必要な資金や設備をすべて把握したうえで、計画に沿って開業しましょう。
キッチンカーの開業までの流れについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
キッチンカー営業に必要な資格と許可
キッチンカーの営業に必要な資格と許可は、「食品衛生責任者証」と「営業許可」の2つがあります。
食品衛生責任者証は、営業許可を申請する際に必要な資格です。
飲食業界が未経験の方でも、6時間程度の講習会を受講すると取得できます。
食品衛生責任者証を取得したら、各都道府県の保健所で営業許可の申請をしましょう。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ローストビーフ店に必要な設備とおすすめの車両
ローストビーフ店に必要な設備は次の通りです。
- ガス台
- 調理台
- 冷蔵庫
- 水道
- オーブン
- フライパン
- 料理用デジタル温度計
- ミートスライサー
ただし、ローストビーフを包丁で切る場合は、ミートスライサーがなくても調理可能です。
また、料理用デジタル温度計はお肉の中心の温度を確認するために使うものなので、必ずしも必要ではありません。
設備へかける予算や営業スタイルなどを考慮して、設備投資を行いましょう。
ローストビーフを販売するためのキッチンカーは機材が多いため、中型・大型車両が無難です。
具体的には、トヨタのタウンエースや日産のアトラスなどがよいでしょう。
キッチンカーでローストビーフ店を開業するなら全国対応のMYキッチンカー!
未経験からのキッチンカー開業に不安を感じている方は、お気軽にMYキッチンカーにご相談ください。
MYキッチンカーでは無料の個別コンサルや開業サポートも承っており、「そもそも何から手をつけたらよいのかわからない」といったご相談にも専門知識をもとに対応いたします。
ご予算や理想のイメージに合わせたオリジナル車両やリースのご用意がありますので、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
ローストビーフを販売するキッチンカーは比較的少ないため、参入しやすいジャンルです。
ローストビーフはアレンジしやすく、お肉をスライスするパフォーマンスもお客様を喜ばせることにつながります。
独自の人気メニューを開発すれば、安定してお客様を惹きつけることができるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、ローストビーフのキッチンカー開業に向けてスタートしてください。