雑貨販売に挑戦したいと考えている方におすすめなのが、移動販売です。
店舗を構えるよりもさまざまな面で自由度が高いため、初心者でも開業しやすいという特徴があります。
今回は、移動販売車で雑貨屋を開業したい方に向けて、必要な許可や準備、おすすめの移動販売車を解説します。
雑貨屋を成功させるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
移動販売車での雑貨屋開業に必要な許可【ケース別】
はじめに、移動販売車で雑貨屋を開業する際に必要な許可について解説します。
必ず所定の手続きを踏み、ルールを守って開業しましょう。
アンティーク雑貨を販売する場合
アンティーク雑貨は中古品に分類されるので、販売するには古物商許可証を取得しなければなりません。
申請する場所は、商品を販売する予定の地域を管轄する警察署です。
ただし、古物商許可申請を通すには営業所が必要であるため、移動販売車では認められない場合もあります。
あらかじめ、古物商専門の行政書士へ相談しておくとよいでしょう。
輸入雑貨を仕入れて販売する場合
輸入雑貨を直接仕入れて販売する場合は、特に必要な許可はありません。
しかし、他の人が海外から買った商品を仕入れる場合は、古物商許可証が必要です。
仕入れ予定の輸入雑貨がどちらに当てはまるのかを確認し、必要に応じて申請しましょう。
ハンドメイド品を販売する場合
ハンドメイド品を販売する場合は、開業前に取得が必要な許可はありません。
しかし、アンティークの材料を使用するハンドメイド品は例外です。
中古品扱いになるので、古物商許可証を取得しましょう。
また、ハンドメイドの洋服を販売する場合は、「家庭用品品質表示表」を表示することが義務づけられています。
公道に出店する場合
公道への出店を考えている場合は、管轄の警察署からの道路使用許可が必要です。
ただし、基本的に許可が下りるのはお祭りなどのイベント時だけなので、公道ではなく、私道や私有地への出店を検討しましょう。
雑貨の他に飲食物を販売する場合
雑貨だけではなく飲食物も販売するときは、出店する地域を管轄している保健所へ届け出を行なってください。
飲食物を取り扱う場合は、食品衛生法に基づく許可が必須です。
保健所から許可が得られなければ、飲食物の販売はできません。
許可を出す基準は各保健所によって異なるので、わからないことがあれば事前に相談しましょう。
いずれにも該当しない場合は許可不要!
上記の条件に該当しない場合は、特別な許可は不要です。
ただし、私道や私有地に出店する際は、土地の所有者と交渉しましょう。
~開業に向けて~雑貨屋のジャンル別・事前準備
この章では、移動販売車で雑貨屋を開業するにあたって、必要な事前準備を解説します。
雑貨屋のジャンルに分けて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アクセサリーの移動販売
アクセサリーは、移動販売の雑貨屋で最も取り扱われている商品です。
競合は多い傾向にありますが、女性人気の高さからうまく戦略を立てれば売上が見込めます。
女性やカップルが訪れる場所を狙って出店し、商品の並べ方を工夫して目にとまりやすいようにしましょう。
生活雑貨の移動販売
生活雑貨は需要が高いので、売上が見込める商品です。
しかし、100円ショップなどで手に入るようなありふれたデザインだと目を引きません。
移動販売ならではの、個性的でレア感のある雑貨を選んで販売しましょう。
また、高級住宅街なら海外製のおしゃれな食器、古い歴史のある街なら少し古風なデザインの食器を販売するなど、客層をイメージして商品を選んでください。
ファッション雑貨の移動販売
ファッション雑貨を販売する場合は、目を引く華やかなデザインがおすすめです。
購入した方がSNSで取り上げたくなるような商品を選ぶと、宣伝効果にもつながるでしょう。
ハンカチやスカーフ、日傘などの小物のほうが気軽に購入できるので、売上も見込めます。
アンティーク雑貨の移動販売
アンティーク雑貨は、根強い人気を誇る商品の一つです。
商品自体が高単価なので、売上アップにつながります。
アンティーク雑貨を集めている方が欲しくなるような、センスのある商品を販売しましょう。
輸入雑貨の移動販売
輸入雑貨を販売する場合は、輸入ルートを確保しておく必要があります。
中国系のサイトは安価でリスクが少ないので、初心者の方におすすめです。
安いだけではなく、商品の品揃えも充実しています。
日本人に好まれるような、おしゃれなデザインの雑貨を選びましょう。
雑貨屋の移動販売車は軽トラックがおすすめ!
移動販売車で雑貨屋を開業するなら、軽トラックがおすすめです。
軽トラックは小回りが利くので、少し入り組んだ住宅街でも移動販売ができます。
また、軽トラックは燃費がよくて車両本体の価格も安価なので、経済的な面から見ても、開業時のタイミングで車両にあまりお金をかけられない方に適していると言えるでしょう。
移動販売の雑貨屋を開業する5つのメリット
移動販売車で雑貨屋を開業する代表的なメリットを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.開業費用を抑えられる
移動販売車の場合、店舗型に比べて開業費用を安く抑えられます。
商品の仕入れにお金がかかるのは同じですが、家賃や土地代はかかりません。
また、雑貨屋は冷蔵庫などの大型の機械を設置する必要がないため、水道光熱費や設備改修費も少額で済みます。
移動販売を行うための車両は必要ですが、できるだけ出費を抑えた状態で開業できるのが、移動販売のメリットです。
2.商品を自由に決められる
雑貨屋と一口に言っても、実際に何を販売するかは自由です。
豊富にある仕入れ先の中から自分が気に入ったものを選べるので、もともと雑貨が好きな方なら仕入れ作業も楽しく感じるでしょう。
また、複数の仕入先を利用し、さまざまなジャンルの雑貨を扱うこともできます。
自分好みにお店をカスタマイズできるのが雑貨屋の醍醐味です。
3.雑貨とSNSの相性がよい
おしゃれで華やかなデザインの雑貨は、SNSとの相性も抜群のため、SNSを使って宣伝すれば、集客につながるでしょう。
昨今、InstagramやTwitterなどの拡散力は計り知れません。
投稿した商品の画像が拡散されれば、お店自体の認知度が大きく上がる可能性もあります。
SNSとの相性がよいところも、雑貨販売のメリットだと言えるでしょう。
4.売れる時間帯に制限がない
売れる時間帯が限定されないのも、雑貨屋のメリットです。
たとえば、飲食物を扱う移動販売車の場合は、ランチタイムなどの食事時が混み合います。
その点雑貨屋の場合は、売れる時間帯に制限がないので、好きな時間に出店できます。
平日は商品の仕入れなどの準備期間にあてて、休日だけ出店するといった自由な働き方ができるのも魅力の一つです。
5.営業スタイルが幅広い
営業スタイルが幅広いのも、移動販売のメリットです。
雑貨屋とカフェを組み合わせたり、実店舗に加えて移動販売も行なったりなど、さまざまな形で営業できます。
いろいろな方針を検討しながら自分に合ったスタイルを見つけていくことが、雑貨屋を成功させる鍵になるでしょう。
移動販売の雑貨屋を成功させるポイントとは
この章では、移動販売の雑貨屋を成功させるポイントを紹介します。
コツを掴んで売上アップにつなげていきましょう。
商品の管理を徹底する
雑貨屋では多種多様な商品を扱うため、管理を徹底する必要があります。
どの商品がどこに陳列されているかを漏れなく把握しておき、一つひとつの商品知識も身につけておきましょう。
お客様から商品の説明を求められたときに詳しく答えられると、リピート購入につながるかもしれません。
また、流行を敏感に察知し、常にブラッシュアップしていくことも大切です。
最初は大変と理解しておく
開業したばかりの頃はやらなければいけない作業が多く、重労働になりがちです。
仕入先の選択や許可の申請、販促用のポップ制作や商品の陳列など、開業準備は想像以上に時間がかかります。
作業に慣れて売上が軌道に乗ってくれば余裕も出てきますが、最初は大変だと理解しておきましょう。
出店場所や時間を工夫する
出店場所や出店する時間は、売上を左右する重要な要素です。
アクセサリーを売るなら女性がよく訪れる場所、おしゃれな食器を売るなら高級住宅街など、出店場所は慎重に検討しましょう。
また、飲食物を扱うなら食事時に、雑貨のみを扱うなら食事時を避けるなど、出店時間の工夫も必要です。
食事時を避ければキッチンカーが少ないので、人目につきやすい場所に出店できます。
他店との差別化を図る
移動販売型の雑貨屋は競合が多いので、他店と差別化を図らなけらば利益を出すのは困難です。
競合がどのような商品を販売しているのか事前に調査しておき、他のお店では買えないオリジナリティがある商品を揃えましょう。
他店と差別化を図り、自分の店特有の「色」を出すと、リピーターのお客様もつきやすくなります。
おしゃれな移動販売車はMYキッチンカーにお任せ!
移動販売車の製作・販売は、MYキッチンカーにお任せください!
オーダーメイドにも対応しており、雑貨屋のコンセプトに合わせたおしゃれな移動販売車の製作も可能です。
また、開業費用を抑えたい方には、お得なパック料金でのご案内やレンタル・リースにも対応しています。
お客様のご要望をお伺いしたうえで最適なプランをご提案いたしますので、移動販売車をお探しの方はぜひ一度MYキッチンカーまでご相談ください。
まとめ
移動販売車で雑貨屋を開業するにあたって必要な許可や準備、成功させるポイントを解説しました。
雑貨屋は自分好みの商品を販売できるので、雑貨が好きな方には最適な仕事と言えるでしょう。
最初は大変な作業も多いですが、経営が軌道に乗れば自由に楽しく働けます。
雑貨屋を開いてみたいと考えている方は、ぜひ移動販売車での開業を検討してみてください。