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【9月は防災月間】もしもの時のために備えは必須!とはいえ備蓄用食品のイメージは微妙…?

2022.09.26

株式会社橋本商会(本社:京都府京都市伏見区、代表取締役社長:橋本吉弘)が展開する「MYキッチンカー」は9月の防災月間に合わせ、災害時のために備蓄している食品についてアンケート調査を行ないました。

調査期間:2022年9月13日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:20歳代~60歳代の男女
有効回答人数:200名

9月は防災月間です。

 

防災とは、地震や水害などのあらゆる災害に備えて、命を守るための行動のことを指しますが、個人でも手軽にできる防災といえば、避難時に備えた備蓄でしょう。

 

市販されている防災バッグや防災セットの中には、懐中電灯や電池、水などあらゆるものが含まれており、災害時に必要なものの種類の多さに驚かされます。

 

その中でも、備蓄用の食品は近年大きな進化を遂げていることをご存じですか?

 

人が生きていくうえで必要不可欠な栄養素を摂取できるだけでなく、容器や味、調理方法にも進化がみられます。

 

そこで、MYキッチンカーでは200名の男女を対象に、災害時の備えとして備蓄している食品について調査しました。

 

▼備蓄している食品第1位は手軽で日持ちもする缶詰!

備蓄している食材ランキング

缶詰おかず:40人
パックご飯:39人
インスタント食品:33人
レトルトパウチ食品:31人
パン:21人
レトルトパック食品:13人
乾麺:9人
生米:1人
その他:13人

 

備蓄している食品の中で、日持ちがするというイメージから缶詰のおかずを回答する人が最も多く、次いでパックご飯、インスタント食品、レトルトパウチ食品…と続きます。

 

では、それぞれの回答で具体的に何を備蓄していて、その食品を選んだ理由は何なのかをみていきましょう。

 

【缶詰おかず】


・鯖缶やさんまの缶詰、理由は長持ちして一食分の適度な量だからです。(40代男性)
・鯖缶。賞味期限も待つし、非常時でなくても食べれるし、美味しいし、栄養がとれる。(30代女性)
・災害時は、停電していたり、ガスが使えなかったりするので、そういう時にも食べられる缶詰を備蓄しています。(40代女性)



缶詰の中でもサバ缶は圧倒的な人気でほぼすべての回答に記載がありました。

 

味がおいしいことはもちろん、栄養価が高いことや普段の料理にも活用でき、かつ保存がきく点で人気が高いようです。

 

また、缶詰であれば食事の際に缶のまま食べることができ、食器を必要としない点も災害時の備蓄に優れています。

 


味噌味や醤油味の鯖の缶詰、焼き鳥の缶詰、鰯の缶詰、カレーの缶詰、牡蠣の燻製の缶詰などです。平常時のつまみや料理の一品に使い回しながら常備しています。値段の割に味もしっかりしていて美味しいのでいろいろ楽しめます。(60歳以上男性)



最近ではツナ缶やサバ缶以外にも焼き鳥缶やカレー缶など、多彩な缶詰が販売されています。

 

そのため、この回答者のように普段の食事やお酒の肴として普段から楽しみつつ、ローリングストックしているという回答も複数寄せられていました。

 

【パックご飯】


・サトウのご飯。他の備蓄食品と組み合わせて食べることができるから。(40代女性)
・サトウのごはんです。よくスーパーで売っていて手に入れやすい物だったからです。(20代女性)
・尾西食品携帯おにぎり。お湯じゃなくても水ででき、災害時の様々な状況にも食べられるから。(30代女性)


 

日本人の食事には欠かせない主食の米。

 

お腹を満たしてくれるだけでなく、他の食品と一緒に食べることができる点でも優秀です。

 

またパックで売られているものは、スーパーなどの身近な場所で安価に購入できる点も相まって備蓄している人が多い印象でした。

 

なかには、「普段、米を炊き忘れた時にも食べることができる」といった回答も。

 

【インスタント食品】


・カップ麺やカップ焼きそばです。普段のご飯時に食べることもできますし、災害用の備蓄にもなるので常にストックしてあります。(30代女性)
・お湯があれば食べられる野菜スープなどを主に備蓄しています。
期限のそこそこ長いですし、賞味期限が近くなったら食べて補充しての繰り返しにしています。(30代男性)
・カップラーメンです。もしもの時に水からでも作る事が出来ると聞いたからです。(50代男性)


 

お湯を注ぐだけで手軽に食べることができるインスタント食品も「常に備蓄している」と回答する人が多くいました。

 

保存がきく点、器が必要ない点では缶詰同様に優れていますが、災害時に貴重な水を使用しなければいけないという懸念点からか、缶詰には及ばず3位という結果に。

 

【レトルトパウチ食品】


・レトルトカレーです。カレーは味が濃いので、美味しくない備蓄用ごはんにも合う。(30代女性)
・レトルトのカレー。日持ちがするし、野菜を数種類一度に食べられるから。(50代女性)
・賞味期限が長いし、使わなかった場合普段のごはんとして食べられるから(30代女性)


 

缶詰やインスタント食品とは違い、タンパク質と野菜が同時に摂れるものが多いことから、普段からレトルトパウチの食品を備蓄しているという回答が多く集まりました。

 

なかでも多かった回答が、レトルトカレー。

 

食べ応えがあることや、子どもでも食べやすいことが人気の理由のようです。

 

他には、親子丼や中華丼の具、ハンバーグ、パスタソースなどを備蓄している人もいました。

 

【パン】


・救缶鳥。テレビで存在を知りました。ふわふわのパンが缶を開けるだけで食べられるため。(20代女性)
・缶deボローニャというデニッシュパンが入った缶詰です。消費期限が長く、これならガスや電気が止まっても開ければそのまま食べられるから。(30代女性)
・子どもも喜びそうな甘いパンの真空パックをいくつか常備しています。(30代女性)


 

次に多い回答のパン。

 

災害時に電気やガスがストップしてしまった場合、缶詰のおかずやパックご飯は普段なら温かい状態で食べるものを、冷めた状態で食べなければならないため、なんだか味気ないと感じてしまう人もいるでしょう。

 

その点、パンであれば温めなくても常に美味しい状態で食べることができます。

 

また、パンは甘味があるものも多いうえ手で食べることができるため、子どものために備蓄していると回答する人もいました。

 

では次に、災害時の備蓄用食品のイメージを調査した結果をみてみましょう。

 

▼備蓄用食品のイメージ

備蓄食品のイメージ

温かくない:74人
栄養バランスの偏り:63人
まずい:53人
種類が少ない:38人
添加物の多さ:26人
種類が多い:14人
おいしい:12人
健康的:3人
その他:13人

 

次に、備蓄用食品に対するイメージを複数回答で調査したところ「温かくない」「まずい」といったマイナスのイメージを持つ回答が254件と全体の約86%を占める結果に。

 

ここからは回答の理由をそれぞれ紹介していきます。

 

・マイナスのイメージを持つ人の回答

【温かくない】


・東日本大震災を仙台で被災した際、温かいご飯を1週間以上食べることができなかったため。(20代女性)
・火なども使えないと思うので、冷たい食事のイメージがあります。(50代女性)
・発熱式のものもあるが価格が高く場所をとる(40代男性)


 

災害時には電気はもちろん、ガスの使用も制限されます。

 

缶詰やレトルト食品は、そのままで食べることができるように作られてはいますが、災害時には普段加熱して食べるものを、冷めたままの状態で食べる必要があることでマイナスのイメージになっているようです。

 

近年では電気やガスなしで温めることができる食品も登場していますが、一般の食品と比較すると割高なイメージがあり手を出しづらいと感じる人も多い印象でした。

 

【栄養バランスの偏り】


・野菜の非常食が少なく、新鮮な野菜を摂ることができないから(30代女性)
・どうしても同じものになにがちなので、栄養が偏ってしまうから。(50代男性)
・レトルトなども、味付けの濃いものが多いので、塩分を取り過ぎてしまわないか心配になります。(50代女性)


 

レトルトや缶詰、インスタントなどの調理済み食品は、家庭料理に比べて味が濃いと感じる人が多く、塩分を気にする回答が多く寄せられました。

 

ほかにも、品数が少なく同じようなメニューの食事が続くことで、栄養バランスの偏りを気にする回答も寄せられていました。

 

【まずい】


・おいしい備蓄用食料を食べたことがないからです。(40代男性)
・冷たいまま食べるのでどうしても美味しくは食べられない(50代女性)
・塩分が強く防腐剤などが入っていて美味しく無い(50代女性)


 

食品添加物の独特の風味や、冷めたまま食べなければいけないことで「まずい」という回答も寄せられています。

 

また、お湯を必要としない次世代型の非常食として、お湯ではなく水で調理できるご飯やおにぎりも独特な食感が苦手だとする回答がみられました。

 

【種類が少ない】


・手軽に食べれるものはラーメンや麺類,レトルトのカレーくらいしか思い浮かばない。(60歳以上女性)
・レトルト等で再現できる料理となると種類が限られているように感じるので。(40代男性)
・長く保存しておけるものはメニューが限られるから。(30代女性)


 

インスタントやレトルト、缶詰などの即席食品はメニューに偏りが多く、どうしても代り映えしないと感じてしまいがちです。

 

最近では種類も増えましたが、依然として煮込み系料理が中心で、焼き料理や炒めものなど他の調理方法の料理が少ないことも種類が少ないと感じさせる理由ではないでしょうか。

 

【添加物の多さ】


・備蓄の物は数年持つものもあるので添加物が気になるところです。おいしくないイメージも常にあります。(50代女性)
・長持ちさせようとして体に良くない添加物が入っていそう。(30代男性)


 

備蓄用食品をはじめ、調理済みの食品には食品添加物が使用されているものが多く販売されています。

 

長期間の保存を目的としない食品にも多く含まれていることを踏まえると、備蓄用食品であれば更に多くの食品添加物が含まれているのではないか、と心配してしまうのは当然のことでしょう。

 

ましてや本当に被災した際は、それらの食品を毎日口にしなければならず、いくら生きるために必要な食事といえど、気になってしまうのも無理はありません。

 

・プラスのイメージを持つ人の回答

それでは次に、プラスのイメージを持つ人の回答を一挙にご紹介します。

 

【種類が多い】

・昔は乾パンというイメージで、災害時用の食品は少ないと思っていが、大きな災害が起きて以降、増えていると思うから。(40代女性)
・今は色々な種類があって凝っているものも多いと思います。(30代女性)

 

【おいしい】

・最近はおいしい商品が出ているとTVで特集していたり、一部は自分で試食(市販のものを買って)もしたことがあるから。(30代女性)
・自分好みのレトルト食品を常備しておけば、安心できるから。(50代女性)

 

【健康的】

・栄養士さん監修の食品が増えており、正直備蓄品のがすぐに食べれて栄養補給ができる。味も問題なし。(20代男性)

 

ひと昔前は、災害時の備蓄用食品といえば乾パンが一般的でしたが、最近では缶詰やレトルト食品の種類も増え、さまざまな食品が販売されています。

 

なかには管理栄養士監修の商品もあるようで、普段の食事より栄養が摂れるという回答も。

 

回答にもあるように、TVの特集などを参考に自分好みの食品を探してみるのも良いかもしれませんね。

 

▼災害時に好きなものが食べられるとしたら…“温かい”豚汁・カレーが圧倒的人気

これまでの調査で、缶詰をはじめとする備蓄用食料のイメージは良くなく、「冷めていて似たような食事ばかりで代り映えしない」と感じる人が多いことがわかりました。

 

では実際に被災し、代り映えのない冷めた料理ばかりを食べなければいけない状況になった時、もしも好きなものが食べられるとしたら、どんなものが食べたいと感じるのでしょうか。

 


・阪神・淡路大震災を経験したのですが、寒い時期だったので温かいご飯はありがたかったです。具だくさんの豚汁が良いです。(30代女性)
・カレーです。災害のときは心も弱っていたけど、カレーを食べたら元気がでたので(40代女性)
・あたたかいカレー。レトルトのカレーでは感じられない野菜のうまみを感じたい。(20代女性)


 

回答の中で圧倒的に多かったものが炊き出しの定番であり、日本人に慣れ親しんだ料理の豚汁とカレー。

 

大きな鍋で煮込まれた、出来立ての豚汁やカレーは香りだけでも食欲がそそられます。

 

被災した経験がある人の回答では、実際に炊き出しで振舞われたことで、人の手で調理された出来立ての温かい料理が深く印象に残っていることがわかります。

 

他には下記のような回答も。


・ハンバーグや唐揚げなどのガッツリと力がつきそうなものが食べられたらいいなと思います(30代女性)
・災害時に外食はできないと思うので、少しでもその気分が味わえるように、ラーメンやピザなどが食べたいと思います。(20代女性)
・サラダなどのさっぱりした食べ物や焼き魚など、いつも食べ慣れている物が食べたいと思います。(40代男性)


 

普段であれば気軽に食べられる料理ばかりですが、いずれも備蓄用食品ではあまり見かけず、災害時には食べることが難しいものばかりが並んでいます。

 


・温かいお肉、ふわふわした卵焼き、食べ応えのあるもの。小学生の時阪神淡路大震災に遭いました。初めて火が使えない状態を経験して、チョコレートとしゃびしゃびのお粥を兄と分けたことをよく覚えています。普段食べているものを美味しく食べられたらいいなと思います。(30代女性)


 

食事は生きるうえで欠かせないものですが、ただ必要な栄養さえ摂れればいいというものではありません。

 

身体への栄養補給だけでなく、人の手で調理された温かい食事を「おいしい」と感じながら食べることは、心の栄養補給にもなります。

 

どれだけ大変な状況であっても、“温かい”料理を家族と一緒に食べるだけで、ほっと一息つけると感じる方は多いのではないでしょうか。

 

▼キッチンカーがあれば災害時にも温かくて美味しい食事を提供できる

調理できる環境が整い、自由に移動することができるキッチンカーなら、栄養バランスが整った手作りの温かい食事をスピーディーに提供することができます。

 

決して特別なものでなくとも、日常的に食べていたものが食べられないという状況はストレスが溜まるものです。

 

食事は、被災で傷ついた心と身体を癒してくれる重要なもの。

 

特別なものではなくても、本来であれば日常的に食べることができる出来立ての手料理を振舞うことで、被災者の心に癒しを提供することができます。

 

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詳しくはMYキッチンカーサイトでご確認ください。

 

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